ハンドレッドガーデンは、自立と自給自足を学ぶ私たち夫婦の取り組みを記録するWEBメディアです。そして、その学びをシェアするコミュニティでもあります。
『創造的な暮らしを楽しみ、自分の植物を育てて、自然とつながる。』
この言葉を胸に、私たちは2017年から自立的暮らしを模索してきました。
お金や経済のみに依存せず、自分たちの暮らしを自分たちで創っていく。そんなライフスタイルの探求です。
ハンドレッドガーデンでは、『農的暮らし』『家庭菜園(栽培・料理)』『コンポスト』『発酵』『手仕事』など、私たちが実践してきた記録をコンテンツとしてまとめています。
自分のために、人のために、そして地球のために。個人レベルで取り組めることを一緒に探しましょう。
私たちの想い
私たちは九州北部の都市郊外で暮らしています。私たちのフィールドは、入り組んだ住宅街の小さな家です。
野菜を育てたり、布を織ったり、陶器を焼いたり。暮らしに必要なものを少しずつ自分たちの手で創ってきました。
思えば20代の頃から、私たちは言葉に出来ない『生きづらさ』を感じていました。
たくさん働いてお金を稼がないと生活出来ない暮らし。ゆとりのない生活の連続で夫婦の関係性は悪くなり、周囲との繋がりも希薄になっていく。生きることだけに精一杯だと、社会に対しても無関心になっていきます。そんな状況に、なんとなくモヤモヤ感を感じていたのです。
私たちは、自分たちらしく生きられる隙間を社会の中に探しました。キッチンの隅、小さな裏庭、近所の空き地。周囲をゆっくり見渡してみると、たくさんの隙間があります。私たちは身近なところに種を蒔き、野菜やハーブ、綿花を育てました。
欲しいものは、自分たちで創る。
創造的なライフスタイルが、私たちに大きな喜びを与えてくれました。毎日が学びの連続で、面白い。興味・関心は自然と広がり、手織りや陶芸、料理や発酵など生活に即した手仕事を身に着けていきました。
創造的な暮らしは、私たちが失いつつある『繋がり』を取り戻してくれました。それは、『人と人』『人と自然』というかけがえのない繋がりです。
人や自然との繋がりを感じることが出来たとき、周囲の人や物、自然を大切にしようとという心からの気持ちが芽生えました。
貧富の差、労働問題、少子高齢化、孤独、生活習慣病、気候変動、環境汚染。現代社会には、数えたらキリがないくらいたくさんの問題があります。
大量生産と大量消費で回る経済、そのための労働、それゆえの孤独。
誰もが抱える個人レベルの生きづらさと、社会の大きな問題は根っこが同じではないかと思うのです。私たちが抱えていた生きづらさは、私たちだけの問題ではないと思います。
私たちの大多数が何とも繋がりがなく、無関心の状態ではこの課題に立ち向かうことが出来ません。繋がりの中に包摂されて初めて、『この日常を守りたい』という気持ちが芽生えると思います。
暮らしのために、命を育てるライフスタイルは、私たちに繋がりを取り戻してくれました。個人にとっても地球にとっても負担が少なく、楽しい生き方です。
毎日が学びであり、遊びでもあり、暮らし自体を仕事にしたい。
ハンドレッドガーデンはこのような想いを持つ方々と一緒に歩んでいきたいと思っています。